おっちょこちょいの母が渡英してくることになったので、誠心誠意わかりやすいように最新情報をまとめました。
21年10月、最新情報にアップデートしました!
必要な手続きを行ってルールをしっかり守れば、今の時期でも問題なく海外渡航することができます。
事前に慎重に調べてから行きましたので、海外旅行を検討している方の参考になれば嬉しいです。
今回は番外編!
イングランドからの海外渡航で必要なもの
手続きが必要な場面は大きくイングランドからの「出国時」と「帰国時」の2つにわかれます。
UK政府の公式サイトで海外渡航に関する情報がわかりやすくまとめられていますので、渡航が決まった際には、まず確認してくださいね。
とはいえ、目を通して理解するのに結構時間がかかったので、事前に知っておくべき情報を「出国時」「帰国時」にわけてまとめました。
参考になればうれしいです。
※ちなみによく聞く、国・地域別の信号システムは、帰国時(イングランドへの入国時)に影響してきます。
→2021年10月時点:信号システムが廃止され、「Red List」制度が適用されてます。
出国時(イングランド→他国)
出国時に必要なものは目的地の国によって異なる!
→UK政府公式サイトの国別ページを確認する
UKを出国し、目的地の国へ入る際に必要なものは、その国によって異なります。
UK政府の公式サイトの国別リストでは、各国への入国時に必要なものが国別にまとめられているので、まずはそちらを確認します。
※ 国別リスト から行き先の国のページに飛び、ページ上部にある目次(Contents)内の「Entry requirements」を参照してください。
ここで確認することは以下の2つです。
- そもそも現在渡航者を受け入れているのか
- 入国時に必要なものは何か(提示書類や隔離の有無など)
特に 「2. 入国時に必要なもの」 に関しては、国ごとに細かく異なってきます。
あくまで参考ですが、以下のものが必要である国が多いです。
- コロナ検査の陰性証明書
- ワクチンパスポート(ワクチンの2回接種を証明するもの)
- 入国フォーム など
※ 必ず上記に紹介したUK政府の国別リストをよく確認してくださいね。
ちなみに「コロナ検査の陰性証明書」を発行する為の検査は、メジャーなものだとPCRテスト や Antigenテスト などがあります。
どちらも選べる場合もありますが、基準が厳しい場合は、Antigenを受け付けてくれません(イングランド入国後2日目テストなど)。
★PCRテストとAntigenテストの詳しい違いについては、おすすめの検査機関とともに、次の項目『コロナ検査について』で説明します。
帰国時(他国→イングランド)
目的地の国が『RED LIST』に入っているか次第で、帰国時に必要なものが異なる!
→UK政府公式サイトで『RED LIST』一覧を確認する!
※21年9月にルールが変わり、「赤・黄・青の3色別」 → 「RED LIST」と「RED LIST以外」という分け方になりました。
イングランド入国の10日以内に滞在した国が、『RED LIST』に指定されているかによって、必要な対応が異なります。
まずはUK政府サイトの『RED LIST 一覧ページ』から、目的地の国が入っているかどうかを確認します。
そして、それぞれの場合のルールを確認します。
まとめるとこのような感じです。↓
Red List の国
政府サイトの該当ページ:「RED LIST国からの入国ルールについて」
- UK国民でない場合、居住権がない場合:入国禁止
- 10日間、政府指定の隔離施設での隔離が必要
→ホテルを事前に予約する - 入国後2日目と8日目にコロナ検査を受ける
(政府指定の隔離施設のパックに含まれている) - コロナ検査の陰性証明書を用意
→イングランド入国の3日前以内に受けたものを用意、入国時に提出する
※PCR、Antigenテストなど政府指定の要件を満たすもの - Passenger Locator formをウェブ上で事前に提出する
※ワクチン接種有無に関わらず、上記ルールが適用されます。
RED LIST以外の国
政府サイトの該当ページ:「RED LIST以外の国からの入国ルールについて」
ワクチンを2回接種済か否かによって、ルールが異なります。
【ワクチン2回接種済の場合】
- 隔離の必要はなし
- イングランド入国後、2日目に受けるコロナ検査(通称Day 2 test)を事前予約
※入国時に予約番号を提示するため、必ず事前に予約
※PCRテストなど政府指定の要件を満たすもの - 入国の48時間以内に、Passenger Locator formをウェブ上で提出する
(ここに②の予約番号を記入する)
【ワクチン未摂取の場合】
- 自宅や滞在先で10日間の隔離が必要
※ただし5日目以降に任意の検査(Test to release)を受け、陰性だった場合は早めに開放される - イングランド入国後、2日目と8日目に受けるコロナ検査(通称Day 2、Day 8 test)を事前予約
※入国時に予約番号を提示するため、必ず事前に予約
※PCRテストなど政府指定の要件を満たすもの - 入国の48時間以内に、Passenger Locator formをウェブ上で提出する
(ここに②の予約番号を記入する) - コロナ検査の陰性証明書を用意
→ イングランド入国の3日前以内に受けたものを用意、入国時に提出する
※PCR、Antigenテストなど政府指定の要件を満たすもの
ルールは状況に応じて変更されているので、こちらはあくまで参考に、正確な情報については必ず政府の公式ページをご確認ください。
コロナ検査(PCRテストとAntigenテスト)について
まず、UK政府が無料で提供しているLateral flowテストは、渡航時には利用できません。
渡航の際には、主にPCRとAntigen(抗原検査)の2つについて押さえていれば問題ないと思います。
個人的には、PCRとAntigenテストのどちらも選べる場合は、Antigenテストのほうが手軽でコストも抑えられておすすめです。
(UK入国後のDay 2とDay 8テストではAntigenは利用できません)
そして、肝心の検査機関。。かなりピンキリです。
政府のウェブサイトにも検査機関のリストがありますが、びっくりすることに、検査キットが送られてこないような業者もこのリストに入っています。
AntigenテストとPCRテストでそれぞれ、安くて、信用できる検査機関もご紹介しますので、参考にしてください!
時間をかけて比較して見つけ出した、おすすめ機関です!
PCRテストについて
PCRテストとは?
- 医療機関の検査機器を用いた検査
- 比較的精度が高い
- 結果が出るまでに1時間ほど
- 比較的高額(目安で平均£90ほど)
- 証明書発行からの有効期間が長い(72Hなど)
検査方法:自宅でもOK!医療機関でもOK!
自宅で受ける場合:自分で採取した検体を医療機関に郵送する(多くの場合ポスト投函)→結果の証明書をメール等で送ってもらえる。
(医療機関への検体の到着→証明書発行までは24時間ほどかかるところが多いです)
PCRテスト:おすすめ検査機関
おすすめ検査機関 TESTING FOR ALL
・PCRテストは£48
・帰国日を選択し、Day2・Day8テストそれぞれの該当日に検査キットが自宅に送られてくる
・検体はポストから返送可能
帰国後のDay2・Day8テストで必要になってくるPCRテスト。
PCRテストはだいたい£70以上するところが多い中、こちらはかなりリーズナブルだということで評判になっています。
Antigenテスト(抗原検査)について
Antigenテストとは?
- 簡単な検査キットを用いた検査
- PCRに比べ精度は劣る
- その場ですぐに結果が出る(15~20分)
- 比較的安価(目安で平均£40ほど)
- 証明書発行からの有効期間が短い(48Hなど)
検査方法:自宅でもOK!医療機関でもOK!
自宅で受ける場合:検査結果を自分で確認→ウェブ上で写真を医療機関に送付→陰性証明書をメール等で送ってもらえる。
(写真の送付→証明書発行までは12~24時間かかるところが多いです)
Antigenテスト:おすすめ検査機関
おすすめ検査機関 C19 Testing
おすすめポイント
・Antigenテストは£29
・検査キットの翌日配送可(送料無料)
・方法:自宅に検査キットが送られてきて、自宅で検査。自分で結果を確認し、写真をメールで送る。
・検査結果の写真送付から12時間以内に証明書発行
かなり安い価格帯で、配送や証明書発行も迅速で、安心感のある会社でした。
同価格帯の他社も利用しましたが、こちらは対応がしっかりしていて口コミ評価もよく、とてもおすすめです!
Antigenテストの買い方
ワクチン未摂取の場合:イングランド入国前検査はAntigenテストを利用できます
※イングランド入国後テストでは利用できません。
その場合、渡航前に購入し、旅行先に持っていく方法が便利です。
(PCRと違い、写真送付で完結するので、渡航先でも検査が可能です)
おわりに
2021年10月、再びルールが変わったため、最新版に更新いたしました!
検査などでプラスの費用はかかってしまいますが、ルールをしっかり守れば、海外への渡航もできるようになりました。
手続きやルールなど、まだ煩雑さはありますが、海外へ行く際の参考になれば嬉しいです!
自由に旅できる世界が早くきますように!